VERBA VOLANT, SCRIPTA MANENT.

如星的茶葉暮らし

■ 10月下旬 ■

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酒の一滴は血の一滴。茶の一滴は心の一滴。ネタの一滴は人生の発露。


 

【2005-10-21-金】

同人誌を作ってみる話

とどかないそら「同人誌を作ってみた。」表紙

久しぶりにというか、たまにはということで同人誌紹介。

サークル「下り坂道」「同人誌を作ってみた。」という同人誌である。その名の通り、初めて同人誌を作ってみた女の子の話、というメタネタだ。正確に言えば、元同人屋の母が、同人初心者でトーク満載のイタイ本を作ろうとする娘にスパルタ教育を施していく物語である(笑)

この手の「身内ネタ」は生半可な構成で描いても「内輪ネタ」に堕してしまいがちだけど、つかず離れずの立ち位置と適度な戯画化が絶妙で、純粋に漫画として面白い。同人誌経験者なら誰しもニヤリとするネタはしっかり押さえつつ、寸鉄同人屋を刺す鋭い皮肉も巧い。いやー、こういう本はまさに同人誌ならでは。

──何故、同人誌を作ろうと思ったのか。最初の本を最初のイベントで最初の読者に手渡した時の喜びは、今でもずっと感じ続けている「理由」であり、同時に何処か忘れがちな「原点」でもある。こみパの詠美シナリオを思わせる話でもあるけれど、それだけこのテーマは同人屋の心に響くのかもしれない。……もちろん、今まで同人誌を「買うだけ」だった方にも是非読んで欲しい一冊である:)

……というわけで、この本にインスパイヤされ(何)閃いてしまった小ネタを一発。以下、東宝シネマの上映前映像の声でお読みください。

Someone says, everytime she finds a new exciting piece,
ある人は、面白い作品に出会うと

she makes at least one fanzine about it.
必ず一冊はその同人誌を作ると言います。

In fact, that's not easy things to do,
それは簡単なコトではありません。

so I asked, why.
だから私は尋ねました。何故、と。


Then she said,
彼女は言いました。

because she just loves to make fanzines.
何故って、本を作るのが好きだから。

And as long as she's making fanzines and handing them out to somebody else,
そして本を作り、イベントでその本を誰かに手渡していれば、

she'd never feel alone as a fan of that piece.
この作品のファンとして、孤独を感じることがないからだ、と。



By the way, some people make fanzines because the original is great.
ところで、ある人はそれが素晴らしい作品だからという理由で本を作ります。

And some people make fanzines, because they like the original.
ある人は、ただその作品が好きだからという理由で本を作ります。


Which is really enjoying doujin?
どちらが、本当に同人活動を楽しんでいるのか。

Well, that's a very difficult question to answer.
私には、簡単に答えは見つかりそうにありません。


To the books you want to read them again.
また読みたくなる本作りを求めて。

"machina ex deo"
──「神慮の機械」

……元ネタ知らんとさっぱり意味わかりませんなー。ま、思いついたモンは公開せんとね:)

今日の一滴="−−−−" (2005/10/21)

【2005-10-28-金】

hollow/10hrs

Fate / hollow ataraxia通販到着、プレイ開始。

以下、10時間ほどプレイした段階での雑感。一応ネタバレなしで。

では、再び潜航します……。

今日の一滴="−−−−" (2005/10/28)


 
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