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如星的茶葉暮らし

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酒の一滴は血の一滴。茶の一滴は心の一滴。ネタの一滴は人生の発露。


 

【2006-07-11-火】

夏色透かす桜の木陰と小さな貴婦人たち

お待たせいたしました。夏コミ新刊・TH2小説「夏色透かす桜の木陰と小さな貴婦人たち」のご案内です。

……我ながら何と長いタイトル。君望時代に還ったかのようです(苦笑)。中身はもちろん久寿川ささらシリアス小説。春に出した「未来の二つの顔」の「本編」たる存在です。貴明が彼女から逃げ出した「あの日」を分岐点に、TH2本編とは少し違った道を描きます。原作本編後半に今ひとつ納得の行かなかった方など、是非ご一読を。夏コミ3日目J-31bにてお待ちしております:)

また今回はSHIN's Factoryのしんきち様にカバーイラストを頂戴いたしました。少し物憂げな夏色さーりゃん。また本作でも活躍し、如星内での好感度もじわじわ上昇中のこのみを添えて。……実際に動かしてみると、彼女もかなり味わい深い存在ですねぇ。

さて、とりあえずカバー入稿は完了、本文は未だ鋭意執筆中。原作に納得がいかないので改変する、というタイプの書き方は実は初めてなんですね。純粋な改変ならば君望の「ifシリーズ」として書いているんですが、あれは別に原作に文句があったわけではありませんし。結局ささらシナリオのレビューを書かずじまいなのでこの場で長々と語っても仕方ないんですが、大暴走から付き合いだすまでの間は半分くらい、付き合いだした後の話はほぼ全面的に、どうも彼らの心理状況が納得できないんですよ。特に最後の立て篭もりでは「俺たちはそんなことのために」という貴明の台詞がありますが、では何のために?という部分が何度原作を読んでも見えてこない。……ならば、その辺はいっそ忘れて、そこまでの原作の過程を踏まえた上で如星流の「着地点」を用意してみよう、というのが今回の発想です。ま、如星にそれをさせるほど、ささらってキャラが魅力的だったということでもあるんですけどねー。

果てさて、締切りまでに広げた風呂敷を畳めるのやら。では、死ぬ気で頑張ります。

原稿中の愚痴及び呟き(非定期更新)

今日の一滴="−−−−" (2006/07/11)


 
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