VERBA VOLANT, SCRIPTA MANENT.

如星的茶葉暮らし

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酒の一滴は血の一滴。茶の一滴は心の一滴。ネタの一滴は人生の発露。


 

【2006-04-02-日】

サンタ・マリア・ノヴェッラのハーブティー

どうも最近までハーブティーというと、紅茶に少し混ぜ込む補助品か、あるいは茶(紅茶・中国茶・日本茶を問わず)のように味わいを好んで飲むものではない、というイメージが如星の中では強かった。しかし、近頃あちこちのフレンチ等の食後にカフェではなくハーブティー、それも時にフレッシュなものを出すところが増えてきたおかげで、きちんとしたクオリティのモノに触れる機会が増え、必然的に自分の認識も変化してきた。やはり旨いレベルのモノは旨いのである:)

そんなわけで、元より自宅に茶を並べるティーマニアたる如星、ハーブティーについても(厳密には茶ではなくとも)そろそろ自宅にストックが欲しくなってきた。しかし紅茶や中国茶と違い、ハーブティーの仕入れについてはまったく知識なし。またどうもハーブ系は「健康食品」のような扱いを受けているようで、ぐぐる様の精度も今ひとつである。まったく、「伝統ある旨いモノを残したい」という意図が主眼のスローフードの動きを、何故か「健康に良い食品」が主目的であるかのようにすり替えてしまう日本人の特性がこんなところでも透けて見えるようだ(苦笑)“Slow Food works to guarantee that they are traditional, natural, safe, and - above all - of high taste quality──旨いって部分を素直に評価し追及すればいいのに、とは毎度思うところ。

閑話休題。結局ハーブティーのお試し先として、ブランド自体を信頼している「サンタ・マリア・ノヴェッラ」ならば外さないだろうと思い立ち、早速銀座へ。ここにはSMN銀座支店の他に、向こうのリキュールやハーブ等食品系を扱うティサネリアが別途銀座コマツの上に入っているのだ。できた当初は扱ってる品も少なかったけど、最近はカフェとしても結構気合の入ったものを出すらしい。ま、今回は純粋にハーブの仕入れというコトで訪問した。

結果、やはり流石はSMNというべきか、正直にハーブティーは初心者である旨を伝えると、しっかりした商品知識を持った方が丁寧な解説でガイドしてくれた。この辺、上っ面な知識しか持ってない人間に売らんかなの精神でやられると大変萎えてしまうので、エントリー時には重要なポイントである。……とは言ってもやはりそこは味物、言葉だけでは伝わりきらない。ハーブティーの薬効面については頭の隅に入れておく程度な認識の如星としては、そっちの面から決めきることもできないし。というわけで、今回は気になった五種類を10gずつお試しということで購入。どれもSMNらしく日本的ではないというか、聞いたこともないハーブやアニスなどのアクセントが複雑に混ぜ込んであるものが多い。写真中央下のブレンドなんて「リンデンの木片」などまで入っていたりする。いやー楽しみ。しばらくは自宅で幸せなハーブタイムが過ごせそうだ。もちろん、どのお茶も如星常備茶リスト入りを目指して頑張って(?)欲しい:)

今日の一滴="茶:SMN-A06(レモンバーム・リンデン花・etc.)" (2006/04/02)

【2006-04-03-月】

イベント情報:BNL17参戦

すっかり告知を忘れてました。リーフ系オンリー即売会・BNL17に参加します!

BNL17サークルカット:久寿川ささら&小牧愛佳短編小説集。なお本画像はハメコミです。実際の本の内容とは大きく異なる場合があります(笑)

夏冬宴以外、オンリー系での即売会参加は実に数年ぶり。そして今回は「神慮の機械・有栖山支部」と銘打ち、日頃の飲食&同人友人にして、ダークな君望小説で定評のある「有栖山公園」のぶどうさんと合同参加となり、当日発行物も合同誌の予定です。──有栖山さんトコとは実に縁が深く、かつて2002年に君望ONLYで委託をさせていただいて以来のご近所づきあい。しかし同一本で作品を並べるのは今回初、当事者二人からすると、改めて認識した意外な事実であります:)

ともあれ、まったりオンリー系の雰囲気という事で、夏に向けた肩慣らしも兼ねてさっくりとしたToHeart2短編小説集を発行予定です。久寿川ささらを主軸とし、そして多分愛佳辺りがメインキャラとして登場予定。またカットに「BrightSide / DarkSide」とあるように、同じシリアス系ではありながら、一応ハッピーエンド主義の如星と、お呪い遙で御馴染みダーク展開スキーなぶどう氏の作品を、巧く明暗のコントラストという形で一冊の本へとコラボできればなー、と考えてます。

なお、如星サイドの小説はささらのアフター回顧系か、愛佳のアナザー系になる予定。ここで仕上がらなかった方は夏の本への収録となるでしょう。また夏に向けての構想についても一言。レビューとしてTH2に劣らず書き連ねたオルタネタが最近の脳内を侵略しており、なんとなく「TH2オルタネイティヴ」な作品が加わりそうです。と言っても、単にオルタ世界にTH2キャラをマブラヴキャラ同様に展開するというよりは、もう少し時代をずらし、かつ彼女ららしい「役どころ」を担わせてみたい感じですね。まぁ所詮妄想レベルの話ではありますが:)

今日の一滴="−−−−" (2006/04/03)


 
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