MACHINA EX DEO
如星的茶葉暮らし

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酒の一滴は血の一滴。茶の一杯は心の器。ネタの一つは人生そのもの。

【2004-12-16-木】

【でんちがきれてました】

ぜーはー。お久しぶりの如星です。実に10日振りの更新ですが、完全に風邪でぶっ倒れてました

何せ最後の日記がアレですので、冬コミの本はどうなったんだと思われていた方もいらっしゃると思いますが、そちらは8日の朝に無事入稿済みです。……実際には入稿時に若干トラブルがあり、キチンと状況が確定されたのは今日だったりするのですが。

今回、最後の執筆修羅場中の日曜日頃から既に体力が落ちて風邪を引き始めており、徹夜モードを立て続けにカマした上で満員電車で出社したところ、ウィルスの猛攻でも受けたのかサックリとノックダウン。いやー、修羅場の時期は風邪を引いてなくても、外に出るときはマスク装着をデフォにすべきだと痛感しました(苦笑)。そしてそれ以上に、徹夜したときの体力の減り具合が半端なく。……元々冬のこの時期の徹夜は危険ではあるのですが、それ以上に要は寄る年波なんだと悟らざるを得ませんでした。ちょっと前まではこの程度の連戦でもなんともなかったのですが……うーむ。orz

ともあれ、何とか復活です。やりたい事も山積みされてますし、何より原稿入稿完了祝い(の名を借りた飲食爆発モード)がまだなのです! ほぼ2週間に渡って酒すら飲まずにいましたし、食欲散財欲大爆発の予感が。会計官諸君は今後一週間の動向にご注意ください(笑)

【HTMLオーバーホール計画】

さて神慮の機械も気がつけば4年目に突入。と言っても、相変わらずの駄日記&細々とした短編小説でやってくスタイルは多分変わらないのですが、差し当たって前々から検討していたhtml+cssの一新を優先的に着手していきたい次第です。

と言っても、見た目のデザインを大きく変えるつもりはありません。blog全盛のご時世に古風な造りの当サイトですが、裏方を見ても、HTML構造もCSSも増築を重ねる中で最早グチャグチャの状態。また全体構築を依存している開設当初に組んだスクリプトが青臭さ満載の20世紀スクリプトなコトもあり、HTML側だけを手直すわけにもいかない手詰まり状態なのです。───とは言え、そろそろ文書構造やクロスブラウザの観点からも放置は限界に。年始の休みでも使ってその辺をゴリゴリとオーバーホール、いやほとんどスクラッチからの新造を狙っているわけであります。これが完成しないと、その他創作系同人誌の勝手レビュー等の新企画にも着手できませんしね。

また今後の変更でも、動的生成による日付移動や検索、コメントもトラックバックも付きませんし、リファラ取得も一切しません。そーゆーモノがこの日記に必要だとは思いませんので:)(別に付けたい人を否定しているのではありませんので悪しからず。しかし大した必要もないのにナルシスト系機能つけといて、リファラSPAMだのトラバSPAMだの騒ぐ人の発想はイマイチ理解できませんが。あ、激しく使い込んでる人は別ですよ?)

今日の一滴="−−−−" (2004/12/16)

【2004-12-17-金】

【モルタル・ディフィーテド】

ここ数年の如星は完全にamazon派で、モルタル本屋には雑誌を覗きに行く時ぐらいしか足を向けません。

ゾネはカートに本を放り込んだまま放置できるので、1500円越えを待って都度購入(通称“flush”)していけば郵送料も掛かりませんし、おまけにこの世知辛い世の中、1500円なんて文庫2〜3冊で到達してしまいます。また今のところ受け取りコストもそんなに高くはなく(一回不在を食らってから夜間指定する必要があったりしますが)、一方で如星の生活サイクル上、物理本屋に足を向けるコストは結構大きく、特に「欲しいと思った時」と「本屋に寄れる時」がなかなかマッチしない。結果「足を向けるコスト」が「荷物を受け取るコスト」を格段に上回っている状態です。

一方、正直ゾネは「発売日にどうしても欲しい」という本を買うのには向いてなく、如星も一度予約購入で酷い目にあったりしています。が、普段の如星の購入スタイルは「IRC・メッセ上で評判を聞いてその場で買う」「他人の日記を見て買う」等がほとんど。「欲しいと思った時に買えれば」良いのであり、「欲しいと思ったらすぐ手元に」までは求めないコトが多く、そっちの面でも特に問題はないわけです。

……とまぁ、そんなコトを日頃から思っている中、今日ふと煉瓦さんの新刊が出てたことを思い出し、「欲しいと思った時」が発生。今日はたまたま「足を向ける」どころか「通り掛かりに」物理本屋、というか横浜アニメイトがあったので、ここなら確実に扱ってて即買えるだろうと足を踏み入れたわけですよ。

結果。惨敗。年単位で久しぶりの横浜メイトですが、何というかコミックエリアの陳列が最悪。新刊は一応(笑うところ)Kanonモノなのでゲームアンソロエリアにあるのかなー、などと探しましたが、ええ、まさかゲームアンソロコミックが店の端と端に分裂して陳列してあるとは思いませんでした。新刊とそれ以外、ってワケでもない超恣意的分離で、探すのにえらく手間取ってしまいました。おまけにレジの対応は最悪。長列ができ始めているのに、手の開いてる店員は内部書類をシコシコと。列の頭に処理時間のかかる予約品受取り者がいることで列が長くなってるのですが、それを見ても別のレジを開ける気配すらないとは。

元々新宿紀伊国屋新館等、陳列が論外でレジ処理も最低な本屋は数多く見てきてましたが、また一つサンプル数を増やしてしまいました。ええ、今日の結論は、「本屋に足をわざわざ向けるのはコストが高い」どころか、「本屋は前を通ってすら中に入るのはコストが高い」でした。こりゃ人がオンライン書店に流れるワケですよ。なんだかなぁ。

今日の一滴="グラッパ:Cantina Privata Bocchino 1992" (2004/12/17)

【2004-12-18-土】

【イタリアンバールの魅力:デルソーレ】

そもそも昨日の目的はカフェ・デル・ソーレ。六本木のバール・デル・ソーレの横浜店である。

六本木のデルソレは、日本では貴重な「イタリアのバール」を持ち込んだ店で、生活圏・通勤路から遠い六本木という場所になければ、イタリア好きの如星なら恐らく毎日でも通っていたであろう名店だ。バールらしくキチンと立ち飲みエリア(バンコ)があり、ふらりと立ち寄って旨いエスプレッソが飲めるだけでも幸せなのに、グラッパやアマーロまで数種類揃えてるのだから言うことなし。おまけにフードも旨いし、もちろん普通にテーブル利用でも十二分に使い出のある店なのだ。

で、この店のもう一つのウリがジェラート。断固アイスクリームではなくジェラートだ、と言わんばかりの蕩ける味わいに一発で惚れ込んでいたのだけど、そのジェラートなら横浜でも買えると聞いて足を向けたわけである。……実は行ってみるまで、横浜はジェラート販売のみでカフェはないと思い込んでたのだけど、看板にアフォガートがあるのを見て、ふと聞いてみたら裏側にキチンとカウンターがあったのだ。もちろん、一杯引っ掛けてく(笑)ことを決意。

デパ地下ゆえの小さなカウンターとスツールテーブルだったけど、こちとら立ち飲みなのでまったく気にせず。残念ながら六本木にあるスタンド料金(着席より安い)はなかったのだけど、こちらが立ち飲みでエスプレッソを飲んでいくと見るや、スッとカウンター上のシュガーポットを引き寄せてくれる辺りが好感度高し。立ち飲んでいくような連中は、いわゆるイタリア人飲み──エスプレッソに粉砂糖を一杯入れ、かき混ぜずに飲むことで、最初の苦味と最後のほのかな甘みを楽しむ飲み方──をするのだと分かっているワケだ。その後も、バンコ料金の話から六本木のネタを振ると、本店と変わらぬノリで会話に応じてくれた。

そう、本店も含めたデルソレの魅力は、このフレンドリーかつ丁寧な接客なのである。イタリア好き!というオーラを全身から発しつつ、こちらの要求にはキビキビと応えてくれる、そんな店員がキチンと揃っているのだ。バリスタ氏のサービスとエスプレッソのアロマが相まって、メイトで感じていた苛立ちがスーッと消えていく。こういう品質のモノと接客をスタンドカフェの料金で実現できてる、ってのは嬉しいね。一日の要所要所で、カチリと気分を変えてくれる、そんなイタリアのバールの魅力が見事に再現されていた感じだ。

あ、余談だけど、テイクアウトしたジェラートはやっぱり絶品でした。心の底よりお勧め。

今日の一滴="グラッパ・ディ・サシカイア" (2004/12/18)

【2004-12-19-日】

【野菜!野菜!野菜!】

今冬売り子をしてくださる方々に、チケットを渡しがてら中華街にてお茶会。ここ一ヶ月茶葉の補給もできておらず、自宅の十数個の茶缶が全て空になるという異常事態をようやく解消すべく、とりあえず中国茶部門の仕入れも兼ねての出撃である。

……と、その前にぶどう氏と落ち合ってプレチェネッラ@横浜でランチ。真面目なピッツァが無性に食いたくなっての行動なのだけど、お互いメニュー上の肉を見た瞬間に誘惑に負けてしまい、通常のランチにプラスして、一皿シェアする形で蝦夷鹿のパイ包みをいただくことに。昼間っからこんなモン頼んですみませんシェフ(笑)。もちろん、相変わらず文句なしの味であることは言うまでもなく。今日は肉の付け合わせにポレンタが出てきたコトで、ヴェネツィアを思い出して妙に嬉しくなってしまった:)

そして何より、今回しみじみと思ったんだけど、「付けあわせがいちいち旨い」。付け合わせというか、要するに野菜がどれも旨いのだ。前菜にも輪切り茄子を焼いてからマリネしたらしい品が出てきたのだけど、ただそれだけの茄子は強烈に「我は茄子」と主張していた。最近目黒のフィーユや、今年の誕生日に奢ってもらったちょっとイイ店なんかでもしみじみ思ったのだ、ああ、旨い野菜ってのは本当に旨いんだ、と。貧弱な野菜とは一味も二味も違う深み。アスパラ一本、長ネギ一本で主菜を張れてしまう強さ。言うなれば、ジビエのような「野趣」を野菜から感じるのである。これって別に高い金を出せば、という類のモノでもなく、例えば父親の良く行くゴルフ練習場の近くに野菜を売りに来てる人がいるらしいのだけど、そこで買ってくる野菜も安いのにエラく旨いのである。母方の実家から送ってくる野菜もやっぱり味が違うし、なんつーかこういうモノに俺が手軽に触れられているのは、ホント幸せなのかもしれない。

ただ、人間の舌はやっぱり素直に経験値を積み込んでいくモノらしく、「旨い野菜をしみじみ旨い」と思うようになったのは割りと最近のこと、ようやくこの歳になってからだ。酒や苦味を思い起こせば当たり前のことなのだけど、野菜、というある種身近な物に対しても感覚が広がる、ってのは面白い。きっと、他にもまだまだこれから「旨い」と感じられるようになる食い物が増えるのだろう──それを想像するだけで嬉しくなる、そんな人種の一人が如星なのだ:)

【余談:大根の一夜漬】

そのゴルフ場の(違)野菜売りの大根で最近作ってるお気に入り。

大根を輪切り状態で天日干しにして、その後で乱切りにしてダシ、醤油、酢、そして昆布と一緒にジップロック送り。一晩置けば、凝縮された大根の味がボリボリ噛み締められる漬物の出来上がりである。コツはやはり家庭でも天日干しにするところ。本格的にやるわけじゃないので、輪切りをトレイにでも並べて日当たりのよい場所に一日程度置いとくだけである。それでも旨みは断然違うのだ。味の濃い大根で作る、という大前提があるけれど、お勧めです。

今日の一滴="黒茶:笠子六安茶" (2004/12/19)

【2004-12-20-月】

【蜂蜜屋:飲食趣味の勧めがい】

昨日の中華街オフの詳細については、この辺りをご参照ください(手抜き)

今回参加面子を案内した「薬蜜本舗」に若干補足を。前回見つけた東洋系の蜂蜜屋で、自身、前回買ってみて気に入った、小瓶で買った茴香(ウィキョウ)の蜂蜜を中瓶で補給したかったこともあり、紹介を兼ねて進軍。この店、漢方系の食材を元にした蜂蜜も多いだけあり、竜眼等の食べやすいものから、ちょっとクセの強い黄蓮(オウレン)や茴香も揃っている。もちろん、今回案内した中でもぶどう氏柚帆女史といえば、幅広い味覚レンジを持つ強者であり(笑)、如星も迷わずクセの強い方から勧めておく。案の定(!)、それぞれ黄蓮と茴香をお買い上げ頂いた。ウム、こういう推奨がツボに入ってもらえるのは嬉しいね。

悟空茶荘では、飢えて渇いていた中国茶欲をびっちりと満たす:)

【悟空茶荘:今日の中国茶】

99年野生古樹餅茶(黒生茶)
最早定番のこのお茶を、今回は柚帆女史に勧めてみる:) 相変わらず何十煎淹れても旨みの尽きない名茶である。買い置きが切れていたので、自分でも自宅用にバッチリ購入。
冠軍茶王 炭焙煎(福建省青茶)
香港は「茗香茶荘」で焙煎したお茶らしい。パンチ力のある青茶が飲みたかったので、前々から気になっていた名前と店員の勧めもあって一杯目はこれに。洗茶で捨てるお茶を溜めて急須を浸す、という形を見るのは初めて。淹れてみると、注いだ瞬間に焙じ茶にも似た香ばしさが漂ってくる。味わいも鉄を沈め落としたようなズシリとした強さ。大陸系青茶の面目躍如といったところである:)
高山翠玉茶 2004年春茶(台湾青茶)
これも以前飲んで惚れ込んだお茶で、今回はあまり中国茶を飲んだことがないというH氏に勧めてみた。かなり飲みやすいお茶だし、それでいて青茶の青み部分の特徴を強く感じられるという、まさに初めての人に打ってつけのお茶だと思う。これは俺自身、今回自宅用に再購入。
笠仔六安茶(安徽省黒茶)
柚帆女史に黒生茶を取られてしまったので(笑)、店での二種類目はこの黒茶に。古樹餅茶とはまた全然違う、こちらは王道と言っても良い黒茶(プーアル)。と言っても、そこらのプーアル茶のようなキツいカビ臭さは無く、あくまで茶葉が経てきた年代を感じさせる丸みと甘みがふんわりと広がる感じ。
黄枝香 2004年春茶(広東省青茶)
以前レピシエ系の緑碧茶園でも買っていた茶葉。いわゆる大陸の烏龍の中でも、淹れただけで熟れた柑橘系や金木犀の香りが漂う、非常に香り高いお茶である。実際に淹れてみればわかるけど、これは微妙な表現などではなく、本当にそんなキリリとした甘い香りがするのだ。今回は枯れた鉄臭さのある青茶以外にもお茶が欲しかったため、自宅用に購入。
六安瓜片(安徽省緑茶)
以前飲んでいた涌渓火青に代わる、火香(釜炒りの香ばしさ)の強い緑茶は無いか、と店員さんに相談したところ勧められたお茶を自宅用に購入。まだ未飲なので飲んでからレビュー予定。

今日の一滴="−−−−" (2004/12/20)

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