MACHINA EX DEO
如星的茶葉暮らし

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酒の一滴は血の一滴。茶の一杯は心の器。ネタの一つは人生そのもの。

【2004-03-06-土】

【我ここに赦されり】

自分が納得できない行動を強いられるのが好きな人はいないだろう。

だが如星はどうもその傾向が特に強いらしい。元々自分は行動指針、行動の理由を明確に自分の中で確立し、他者による理由付けを必要としないことが多い。それが災いというか裏目に出て、納得のいかない行動に対しては明確に「やらなくていい事をやらされている」と自己完結させてしまえるのである。その判断にまったく後ろめたさを感じない、という辺りが我ながら救いがたい。

最近続いていた精神的萎え仕事などまさにその典型なモノだったが、若干の環境変化と、一部方面からの示唆により、ある程度納得することに成功してしまったのである。こうなると逆に調子のいいモンで、多少の逆境など気にならなくなってしまう。明確に自己完結する行動指針が、今度は動く方向に働くというわけだ。……何事も両極端というのは賢くない生き方だとは思うけどね(苦笑)

#ま、所詮元々今回の肉体的拘束感は1/6程度、精神的疲労は1/20程度に過ぎないからね──かの卒論の日々に比べれば(笑)

それにしても、その納得に至った理由の一つ、一部方面からの示唆のさらに一部が、実は「赦し」のたぐいだった、というのは面白い。他者による理由付けなんて必要ない、なんて行っておきながら、その実何処かで自分を一定条件下で過大に正当化してくれる「赦し」ってのに、何処か憧れているからかもしれないなぁ……などと考えるのは弱ってる証拠だろうか。

【フォローアップ】

ちまちまと過去日記更新。でもやったことの列記程度だし、これ以上フォローするつもりも実はナシ:)

今日の一滴="アッサム:ラマヌガーをマサラチャイに" (2004/03/06)

【2004-03-07-日】

【In nomine patris...】

昨日日記の「赦し」という言葉に、何処かキリスト教を連想した。

如星的メリケン時代初期、大して喋ることもできず陰鬱に送っていた日々(自虐的だが事実だ)、数少ない慰めは日本から送ってもらう文庫本の数々だった。当然日本の文庫本は貴重品で、持ち歩く時には黒のレザーカバーを掛け、学校等に持ち出し読みふけっていたのである。

そんな俺を見て、アメリカ人のおばちゃんやら教師やらが言う台詞は毎回決まっていたのである。「聖書を読んでるのかい、偉いねぇ」、と。面倒だったので特に否定もなんもしなかったのだが(苦笑)、やっぱそれは「家の手伝いをする」とか「お年寄りに席を譲る」のと並列の「偉いコト」だったらしい。

その「未だに進化論が云々」というような分かりやすいネタ話ではなく、例えば選挙が近づくと必ず候補の宗派の話が出るとか、街に教会のある生活とか、音楽の授業で聖歌を歌うとか、更には主にユダヤ教に対して過剰なまでに宗教平等を謳ってみせるとか(平等を唱えるのは不平等があるからである)、ジーザスと口にすると怒られるクセに平気でブッダブッダとネタにするとか──そういう空気と言うのは、実際メリケンに住み、メリケン人の中に入っていかないと見えてこない世界だろうなぁ、と今になって改めて思ったりするのだ。

この空気はアメリカやヨーロッパで普遍なのかと思いきや、どうもアメリカ人の方が「信心深い」。「ヨーロッパ人に取って宗教は過去に乗り越えてきたモノだが、アメリカ人にとっては過去に勝ち取ったモノなのである」というが、まさにそんな感じだ。……といっても、俺の知っているヨーロッパはイタリア、その昔から「ヴァチカンなどスイスにでも建てればいい」「キリストってのはアレか、寝取られ男の息子か」などと言っていたイタリア人だったりするのだけどね(;´Д`)

【今日の雑感】

いい加減今時、登場人物のカタカナ名にデザートとかリキュールの名前をつけるのはやめてくだされ。非英語だからいいってモンじゃないってコトを肝に銘じておいてクダサーイ。文章にしても漫画にしても、読んでて凄く違和感を感じるし、元々の単語の意味とでキャライメージもぶれるしと、本当にイイコトないデスヨー(;´Д`)

今日の一滴="酒:ベネディクティンDOM" (2004/03/07)

【2004-03-08-月】

【アマゾネ・リスト】

12月後半辺りから注文して積み上がって来たあまぞね買い物リストに、読了フラグを立てて並べてみる。 ……んー、ようやく道半ばというところか。この効率の悪さは、「知性化の嵐」でかなり時間を取られたのと、60時間に及ぶFateプレイ(苦笑)、そして最近は疲れて貴重な読書タイムたる通勤時間に寝てしまっているのが大きく影響しているなぁ。

ちなみに、基本的にお勧め本メイン。趣味が近い、と感じた人の推奨本で外すことは稀なので、安心してあまぞねって行けるのだ。おまけに如星の活字傾向を知っている人間なら尚更ね。「知性化」は同志SF屋に勧められたその典型だし、「終わりのクロニクル」はラノベ読み推奨の「厚みを求める人でも読めるラノベ」とか。あと錆びまくりのアンテナ、知識欲を復活させるべく「お勉強書」をいくつか。ま、下の方に妙に腐女子的な漫画が並んでいるのは(お察しください)

変革への序章〈上〉知性化の嵐 (1)デイヴィッド・ブリン
変革への序章〈下〉知性化の嵐 (1)デイヴィッド・ブリン
戦乱の大地〈上〉知性化の嵐 (2)デイヴィッド・ブリン
戦乱の大地〈下〉知性化の嵐 (2)デイヴィッド・ブリン
星海の楽園〈上〉知性化の嵐 (3)デイヴィッド・ブリン
星海の楽園〈下〉知性化の嵐 (3)デイヴィッド・ブリン
プランク・ゼロ ジーリー・クロニクル (1)スティーヴン・バクスター
真空ダイヤグラム ジーリー・クロニクル (2)スティーヴン・バクスター
終わりのクロニクル1〈上〉川上 稔
終わりのクロニクル1〈下〉川上 稔
グリーン・レクイエム新井 素子
インド洋航空戦 下 覇者の戦塵1944 (3)谷 甲州
マルドゥック・スクランブル The First Compression 圧縮冲方 丁
マルドゥック・スクランブル The Second Combustion 燃焼冲方 丁
マルドゥック・スクランブル The Third Exhaust 排気冲方 丁
戦争学松村 劭
新・戦争学松村 劭
ゲリラの戦争学松村 劭
GUNSLINGER GIRL 1〜2相田 裕
少年魔法士 1〜10なるしま ゆり
百合姉妹 VOL.2
恋風 1〜3吉田 基已
“王様の仕立て屋”サルト・フィニート 1大河原 遁
鋼の錬金術師 1〜6荒川 弘
知られざる通信戦争の真実―NTT、ソフトバンクの暗闘

……さらにこの他に、読むべしと積み上げられた40cmほどの同人誌があるのもお忘れなく>俺

読書休暇とか一週間ばかり取りたいのぅ……_| ̄|〇

今日の一滴="−−−−" (2004/03/08)

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