VERBA VOLANT, SCRIPTA MANENT.
雑文サイト「神慮の機械」は維如星ならびに星崎連維のサークルとして、二次創作小説を中心とした同人活動を行っております。
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「維如星」「星崎連維」はこのサイトを中心として、他以下のところで雑文等を垂れ流しています。
基本的にはてなダイアリーのみ。はてダ側には全ての日記更新が同時公開されます(→詳細)。各種モダンblog的機能(何)をご希望の方はそちらをどうぞ。なおはてなブックマークはブクマ用というより気が向いたときのコメント用なので他の方への実用性は低いかと。極まれに増田に出没。
星崎連維メインサイト。主に装丁関係の話や、その他オルタ系以外の書き物の話などをしています。
だらだらとした「今何してる」。followはご自由に。主にTIGで眺めてます。@返しとかすると気づいてfollow返しするかもしれません。どんな台詞を呟いてるかはむしろふぁぼったーの方が分かりやすいかも。
最近の新刊情報や本文サンプルは基本pixivに上げています。新刊告知の日記などからも毎度リンクしていますので、是非ご利用ください。
ちなみに新刊表紙を使った壁紙はpixivでのみ公開しています:)
基本的に夏冬のコミケのみに参加しています。それ以外のイベントに出ている場合はこちらやトップページで告知しております。
メロンブックス様を主に、またとらのあな様でも委託しています。
なお大変申し訳ありませんが、ページ数が多くなる小説本にフルカラーカバーや帯というコストの高い製本を行っている都合上、小部数となる再版対応は難しく基本的に行っておりません。
また自家通販も基本的に行っておりませんので、ご了承くださいませ。
→同人誌を作ってみる話@2005.10.21
last update: 2015.06.20
2013年以降の「神慮の機械」発行物情報は、現在はてなダイアリー側のキーワードで公開しています。
こちらのリンクからご参照ください!→はてダキーワード「新刊情報」
また、新刊表紙や本文サンプル、表紙絵を使った壁紙などはpixivでも公開しております。右のリンクなどから是非ご利用ください。
last update: 2015.02.22
新書74p 2012.12.31発行予定
「マブラヴ・オルタネイティヴ&アンリミテッド」シリアス系本格二次創作小説集第6弾。
今回は前回に続き如星個人誌とし、前回に続いてBETA日本帝国本土上陸前夜を描く「嵐の爆心地 -Empire/Politics/Soldiers-」をお届けします!
今回のカバーイラストも「アンリミテッド・テイルズ」以来我が最愛の桐ヶ谷千夏さんを描いていただいている「まりりん」こと桜塚暁さんに頂戴いたしました。千夏さんに加え、新キャラ姐御・柊城真冬を加えたダブルキャラ表紙となっております!
現在メロンブックス通販にて特設ページを作成いただき予約受付中、冬コミ後には各店頭でも委託販売開始予定です。当日冬コミにお越しになれない方はこちらをご利用くださいませ。
(って、やっぱキッツいじゃない───!)
瞬間、機体の四肢に誤魔化しようの無いベクトルがバラバラに掛かりだす。案の定雲内の乱気流は相当なもので、手足を強引に押さえながら、尻の上でガタガタと揺れる跳躍ユニットに全神経を集中させていく。朝方とは思えぬほどの雲の闇で視界は真っ暗。私たちは網膜に映る高度計の数字と管制からの誘導インジケータだけを頼りに誘導限界点まで降下する。データリンクに寄れば、雲底は高度200m以下───
(──抜けたッ!)
その瞬間、私は自分が戦場に到着した事を知った。
豪雨で滑走路の視認すら困難な中、それでも赤々と燃え盛っているのは恐らく戦術機、それも複数。先行した撃震が派手に墜落したのだろう。 基地の敷地内には台風が接近しながらも露天繋止されたままの戦術機がずらりと立ち並び、砲兵や戦車の姿も見える。おまけに基地の沖合いには、輸送船が時化の中で危険なほど密集して錨泊していた。
これが戦争でなくて、何だと言うのか。
(本当に、始まるのね……)
やっとオッサン以外も出てきますよ!
……さておき。この物語は前回の「帝国の代理人」たる先代将軍・崇宰征充に内閣総理大臣・榊是親に加え、「アンリミテッド・テイルズ」にも登場した桐ヶ谷千夏、樫崎吾郎、白樺咲月の3人の衛士が新任として登場。新キャラ・柊城真冬も加え、「帝国=Empire」の本土侵攻を、「上=Politics」と「下=Soldiers」の両面から描き出します。乞う御期待。
新書68p 2012.08.12発行
2012.08.29注:内容に一箇所編集上のミスがありました。こちらの日記にてエラッタを公開しておりますのでご利用ください。
維如星を中心としたオルタを愛する物書き野郎ども「フライド・チキンズ」がお届けする「マブラヴ・オルタネイティヴ」シリアス系本格二次創作小説集第5弾。
今回は「フェアウェル・ノート」と題し、BETA日本帝国本土上陸前夜の漢ども描いた「帝国・二人の代理人(Vicars of the Empire)」他、「彼女」の最期を描いた短編や、ちょっとしたおまけコンテンツを盛り込んだ如星個人誌となっております。
今回のカバーイラストは前作「アンリミテッド・テイルズ」にて我が愛娘・桐ヶ谷千夏さんをキリリと描いていただきました、「まりりん」こと桜塚暁さんに再び頂戴いたしました。前回とは違ったしっとりとした千夏さんの微笑、ご堪能ください:)
現在メロンブックスさまにて委託販売を行っております。当日夏コミにお越しになれなかった方はこちらをご利用くださいませ。
なおコメントなどは画面最下部メールフォーム、またはこちらの日記よりお寄せくださいませ。
「今回の帝都防衛計画は『維号想定17』、という認識で間違いありませんか」
維号計画──それは帝国政府が極秘裏に策定している、BETAによる本土失陥の危機を想定し、国家維持を主眼とした国土放棄を含む行動計画である。
「馬鹿な……光州の悲劇を自国でも繰り返すおつもりか!? 帝国軍人たる者、皆が皆このような犠牲を看過し得るとは到底思えませぬ! 国は、政府は、また最前線の軍人に全ての責任を押し付けようと言うのですか!」
「そうしないが為のこの会議──そうですな、榊総理」
オッサンばっかだよ! 何なの!
……もとい。この物語は1998年7月、BETAによる日本大侵攻前夜から、その後の顛末までを2人の男の視点を通じて描いた物語になります。「帝国の代理人」、そう呼びうるただ2人の人物──すなわち日本帝国国務全権代行・政威大将軍、そして日本帝国内閣総理大臣。そして彼らから様々なものを受け継ぐことになる次代政威大将軍たる煌武院悠陽の視点を交え、日本における混沌の時代の始まりを描き出します。乞う御期待。
なお本当に、本当に大変申し訳ないのですが、肝心の表紙に描かれた桐ヶ谷千夏さんの物語は今回執筆が完了せず次回収録となりました……。時代は日本が未だ健在であったオルタ前夜に遡り、千夏・吾郎・柳峰・咲月の4人の基礎となる物語をお届けする予定でした。こちらは今しばらくお待ちくださいませ……。
新書188p 2011.08.14発行
維如星を中心としたオルタを愛する物書き野郎ども「フライド・チキンズ」がお届けする「マブラヴ・オルタネイティヴ」シリアス系本格二次創作小説集第4弾。今回は「アンリミテッド・テイルズ」と題し、私・維如星をはじめ、オルタを愛する物書き野郎ども・フライドチキンズの面々が熱い4篇の「鋼鉄の女たち」の物語をお届けします!
今回のカバーイラストは今回初参加、「まりりん」こと桜塚暁さんに頂きました!
現在メロンブックス通販及び各店舗にて委託販売中です!当日夏コミにお越しになれなかった方はこちらをご利用くださいませ。 本書は現在完売済みで通販は終了しております。手元在庫もありませんのでご了承くださいませ。
なおコメントなどは画面最下部メールフォーム、またはこちらの日記よりお寄せくださいませ。
「戦術機なんて、あんな醜いものが空を飛ぶところなんて本当は見たくなかった。私が本当に好きなのは、翼型で、純粋に揚力で飛ぶ航空機。数値流体力学がなければろくに飛べない戦術機なんて、邪道もいいところだわ」
「でも、先生の理論は何人もの人間を救ってきました。いまあそこで戦っているだろう不知火だって、先生の理論がなければもっとずっと性能が低かった──!」
まずは今回チキンズ初参加、普段はシュタゲやまどマギなどでオルタ世界自体が初という宇古木蒼氏より、とてもオルタ処女(何)とは思えぬ「あの世界の日常の匂い」をまとった作品の登場です。
上でも異色の台詞を引用させていただきましたが、航空機開発が衰退し、様々な研究が戦術機開発へと収斂されていく中での二人の女性研究者の物語、そして民間人の目から見た「戦中の日常」、名古屋攻防戦に乞う御期待!
「……九条、あんた自分だけが酷い目に遭ってるって思ってるんでしょ」「だとしたら……何よ」
予想通りで笑える。いつの頃だったか私もそう思っていた。遠い昔の、苦い過去。幸か不幸か、それに気づけたのはきっと、兄が死んだからなのだろうけれど。
お次は一部twitter等で大人気(なのか……?)、橋本しのぶ氏より、富士教導隊を舞台にした、これまた二人の少女の物語です。教導隊としての矜持を高く持つ一人と、教育というモノの意味を否定する少女が向かうは重光線級吶喊(内田先生のシュヴァルツェスマーケンの影響で、もはや「レーザーヤークト」としか読めませんねこの単語w)。いつもの橋本節にご期待ください。
『──プルナス02よりリード、もはや対処不可能です! 後退命令を! もう保ちません!』
『──瑞鶴に出来て不知火に出来ないという話が通るかッ! 戦えッ!』彼らプルナス隊からすれば、椎葉と折本の瑞鶴はまさに驚異的であった。長刀で多数を相手に翻弄する。一閃は常に三体、四体のBETAを同時に切り裂き、更に多くを引きつける。白無地の装甲に飛び散る返り血を浴びて戦う姿。それを目の当たりにしては弱音など引っ込めるしかない。
末期戦の絶望なら任せとけ、チキンズ三戦目のGrenadier氏が今回お届けするのは京都攻防戦前夜、神戸・大阪の地を舞台にした一人の女性斯衛衛士の物語。迷いなき彼女に下された無謀無益とも取れる作戦命令、戦場で出会う一人の幼子に東京に残してきた子供を想い、決死の任務に臨むその剣は誰がために振るわれるのか───
個人的には本作に登場する参謀さんもくっそ萌えます、ってGrenadierさんに言ったら「如星さんも結構曲がってますね」って言われましたw 如星好みをご存知の方は是非お勧め!(もちろんそうでない方も!)
「もちろん勝ったわ中隊長殿。サイタマ地区の皆様にも正しく軍務をご理解いただき友情を築いてきたわよ」
「ぐわっははは! また拳で語り合って勝利したか! バカだ、バカな女がここにいる!」何この言われよう──あんなムカつく状況、もとい、えーと今後の治安維持に火種となりかねない案件を見つけちゃったら、見過ごすわけには行かないってだけなのに。
「……いつもの事ながら、おまえと殴りあう市民の皆様にはチト同情するぜ。こんなチマいガキみてーな女に拳でヤられちまうんだからな」
ラストは私・維如星より今回の4作中唯一のアンリミ・デイアフ世界にて、バビロンを乗り越えてきた3人の衛士と1人の軍医、4人の仲間が織り成す生と死と恋の物語をお届けします。オルタ世界以上に未来の見えない絶望の世界で、それでも何故人は、彼らは生きようとするのか──。今回のカバーイラストにもなっている新ヒロイン、桐ヶ谷千夏にご期待ください。
なお、今回は前巻のモニカ・ジアコーザの物語「ローマの終日」は一回お休みとなります。あらかじめご了承くださいませ。
新書132p 2010.12.31発行
オルタを愛する物書き野郎ども三人に更なる新規応募者を加え、そして変わらずの鉄人絵師一名が加わりお届けする、「マブラヴ・オルタネイティヴ」シリアス系本格二次創作小説集第3弾。
カバーイラストは前回に引き続き蒔島梓氏にて。定番となったネタ系帯も健在です。
現在メロンブックスにて委託を行っております! →特設ページ直行
なおコメントなどは画面最下部メールフォーム、またはこちらの日記よりお寄せくださいませ。
「フーフェン各機、聞いてのとおりよ! 各隊陣形そのまま、一気に岳陽を解放するッ!」
重なる十の了解。随所で組まれた楔が敵の手に落ちつつある都市に照準を合わせ、進撃の足を速める。当然のようにその先陣は、小紅が務めていた───
前回北欧を舞台に共産っ娘を描いてフライドチキンデビューを果たしたGrenadier氏、今回も赤色娘にてご登場。舞台は統一中華戦線、二国制度とプロパガンダの狭間で苦しみながらも戦い続ける一人の少女、そしてそんな彼女を複雑な位置から見守る男の物語です。……何気におっさんミーツガール?
……右の肩口に記されたマーキングはさらに奇妙だった。ソ連軍の所属であれば、白帯で囲まれた赤い星が描かれるのが定番であったが、そこに記されているのは長方形の白地に赤い星という、世界中のどこにもない国家のマーキングだった───
次はお馴染み内田弘樹氏より、図らずも赤色作品が続きます。舞台は極寒の地シベリア、ソビエト政府にすら見捨てられた戦線で、歴史に忘れられた者たちは何を語るのか──前作の王道(?)ボーイミーツガール「彼女の人生の物語」から一転し、皮肉のスパイスがたっぷりと利かせられた「何処か懐かしい」赤い日本人の物語をお届けします。
「あぁもう煮え切らないね、童貞こじらせて死んでいく気かい! あんたはあたしの飯が食いたいだけなのか、それともあたしと一緒にいたいのか、一体どっちなんだい!!」
今回もフライドチキンズへの新たなる参加者の登場です! 10年来の君望二次創作小説作家、有栖山葡萄氏より、情念溢れる最強曹長(ザ・マスター・チーフ)、京塚志津江ストーリーを頂戴いたしました! ……戦闘モノ、戦術機モノを主領域としてきた本シリーズではある意味異色となる、しかし確かなオルタ世界の一部である後方、人間ドラマを中心に据えた物語となっています。おっさんだけは、読んでくれ。
『──待機中の戦術機部隊は直ちに出撃せよ。繰り返す、全機、直ちに出撃せよ。海を渡れ!』
海を渡れ 。そうだ、彼女は海を渡るのだ──逸る心がフットペダルに僅かな圧力となって伝わり、トルナードの敏感な管制システムが更なる推進剤を跳躍ユニットへと流し込む。排気ノズルが男根を求める膣口の如く蠢き、噴出の瞬間を今かと備えている───
ラストは私、維如星がお届けするモニカ・ジアコーザの物語「ローマの終日」、前作に続く中編となり、後半エピソードへの中間点となる彼女の心の葛藤が描かれます。また本作はご要望のあった戦闘シーン他、全面的な加筆・改筆を行った「前編」が含まれておりますので、前作をお持ちで無い方も本作より読み始めることができます。
ちなみに今回はロリヒゲ大尉とは別のおっさん隊長大活躍。ジラソーレ中隊長、レオーネ・ヴィルノ大尉にご期待ください。「神慮の機械」はおっさんミーツガールを応援しています!
新書160p 2009.12.31発行
オルタを愛する物書き野郎ども三人に勇気ある新規応募者を加え、そして変わらずの鉄人絵師一名が加わりお届けする、「マブラヴ・オルタネイティヴ」シリアス系本格二次創作小説集第2弾。
カバーイラストは前回に引き続き蒔島梓氏にて。「レイン・ダンサーズ」ゲーム化に際して一新されたヒロインデザインでのご寄稿です!
完売済です。今のところ再発行の予定はありません。
トップバッターは一応代表・維如星がお届けする、かの「レイン・ダンサーズ」ヒロインたるモニカさんの過去を描いた作品です。場所はイタリア半島、壮絶なる欧州撤退戦の最後の一幕を舞台に、彼女の故郷への想い、やがて来たる永遠の都・ローマの落城、その原点を描き出します。
今回はちゃんと若い男が相手を務めるよ!→扉&本文マップサンプル
……や、例のロリヒゲ大尉もちゃんと出ますけどね。なお、こちらは2部構成の前編となります。TSFIAで生み出したベルナデット・ル・ティグレ・ド・ラ・リヴィエール(わかるな?)に次ぐお気に入りヒロインという事で、ノリノリでプロットを組んだら明らかに尺が長くなり、予定ページ数に入らないことに気付いて慌てて分割した次第です。ご了承くださいッ!
二番手はなんと、あの前回の分かりづらい募集文を物ともせずフライドチキンノベルスに乗り込んできた、ノベルス初の(訳注:まだ2回目)応募作品になります。いきなりの実力派応募で店長も吃驚。
舞台は北欧、時代は1970年代。人類の絶望が未だ始まったばかり、対BETA戦略も戦術機も未熟なまま、90年代以上に深い地獄の底で藻掻き苦しんでいた世界を背景に、F-4を駆る金髪ロシアっ娘が大活躍。ソヴィエトならではの暗さ、北極圏という極限の戦いなどとのコントラスト(というか馴染んでいる……)をお楽しみください。店長オススメ!→扉&本文マップサンプル
お次は前回も「瓦礫の園を」で冠絶したミリタリー・テイストをご提供いただいたDDD氏より。
漢の機体・A-6J「海神」海兵隊に集う──ヒロインばかりの物語です! 時代は2002年=ポスト・オルタ。甲20号攻略「錬鉄作戦」に向けた対馬列島奪還作戦を舞台に、生きる事、戦う事自体に疑問を持ってしまった一人の少女──恐らくはオルタ世界でも決して珍しくはない、一人の兵士、一人の人間としての衛士像を描きます。
それにしても、ドの付くハードオルタ物語である本書がガールミーツガールを提供する日が来るとは思わなんだ……。もちろん、海神出撃の漢シーンも満載です。→扉サンプル(DDD氏+内田氏)
ラストは前回に引き続き、現役仮想戦記作家の内田弘樹氏より。前作ではDDD氏の渾身の一作が炸裂しましたが、今回の「逸品」はこの内田氏より頂戴しました!
舞台はお馴染み・オルタ本編で発生した「新潟上陸迎撃戦」。しかし特筆すべきはその舞台よりも、「オルタでこういう物語が描けたんだ……」という、まさに目から鱗のストーリーラインです。日本帝国における様々な対BETA戦術・戦略開発機関の中から生まれた、ある特異な実験戦術機を軸にしたストレートなボーイミーツガール、ただしどう見てもオルタですそう甘くはありません本当にありがとうございます、といった作品です。
色々ネタバレになるので深くは書けませんが……店長イチオシ!
新書160p 2009.08.16発行
オルタを愛する物書き野郎ども三人、そして侠気の絵師一名が加わりお届けする、「マブラヴ・オルタネイティヴ」シリアス系本格二次創作小説集です。三作者それぞれが別主人公をヒロインとして据え、この死と鋼鉄の世界で生きる三者三様の少女たちを描きます。
今回のカバーイラストは「4人目の参戦者」蒔島梓氏にて。「私が描いてしまえば良いのだろう?」の一言で参画いただいた鉄人に心よりの感謝を。
オルタネイティヴ・ストーリィ──世界人口、6割減。 ユーラシア壊滅。人類は滅亡の縁に立たされている。
1973年の喀什ハイヴ落着以来30年弱。
BETAの侵攻は止まるところを知らず、1993年には欧州壊滅。1998年には遂に日本に上陸し、西日本陥落と共に3600万人が死亡。人類は地獄をしてなお微温い、過酷な世界に生きていた。
これはそんな時代、鋼鉄の巨人「戦術機」を自ら駆り、時に泣き、時には笑い、死に抗い続けた3人の少女たちの物語である───
現在メロンブックス様にて書店委託中! →書店委託は終了しました。若干数の余部を冬コミ77に持参予定です。
→2010/01現在、在庫切れです。再販は検討中です。
トップバッターは小生・維如星がお届けする、激戦区にして荒廃の土地、欧州戦線に挑むEF-2000「タイフーン」乗りの少女を描く物語。昨冬にアージュ様公式ファンブック「LD2」に掲載された短編小説を、字数制限等の都合からカットしたシーンを含め、更に加筆を行った作品になります。
ヒロインは泣く子も黙る突撃前衛(ストーム・バンガード)のモニカ中尉。ジョンブル魂全開の英国人隊長を始め、ヒロインはイタリア人、同僚はドイツ人にスペイン人と、国籍に拘らない私企業技術実証実戦部隊「レインダンス」によるシチリア防衛戦を描きます。
「おっさんミーツガール」その1です。→扉&目次サンプル
二番手は本職仮想戦記作家にして、「MC☆あくしず」等にて萌えとミリタリーを融合させる執筆多数、そしてかの「近衛衆兵鉄虎第501大隊」にて世界の悪魔もとい魔砲少女なども多数執筆されている内田弘樹氏より。
舞台は原作でお馴染み「甲21号作戦」。そこに挑むヒロインは、かのウィスキー部隊に組み込まれた「寄せ集め旅団」独立混成第三〇三戦術機甲旅団所属の撃震衛士。死神、疫病神と忌避された二人の男女の行く末を描きます。
おっさんミーツガールに挟まれた、唯一の王道ヒロイン物語だったり。→扉サンプル(内田氏+DDD氏)
ラストはあの『帝国の守護者』作者にして、「TSFIA」では設定にご協力いただいているDDD氏より。
舞台は日本本土防衛線真っ盛りの「新潟戦線」。釣り書きの「戦術機を駆り」を見事に裏切り、公式でも未だ登場していない機械化歩兵部隊に属する強化外骨格少女を描きます。
如星としては、本作こそが真打です! 今回設定面や一部文章、マップ製作等でいつもとは逆の「ご協力」をさせていただきました。緻密な新潟攻防戦の設定から、闘士級をサイレント・キルする特殊部隊、身一つで光線級に挑まざるを得ない特攻兵、必死の思いで佐渡島から逃れ来る難民たち、その戦場に放り込まれた学徒兵上がりの一人の少女──オルタ世界における大都市市街地撤退戦に正面から挑んだ作品です。正直、面白いぞ。
……ただし、おっさんミーツガールその2。→マップ&本文サンプル
新書40p 2009.05.06発行
とらドラ!大河&亜美&竜児三つ巴恋愛本。
大河&亜美&竜児三つ巴恋愛本第一巻。大河と竜児が自分たちの「とらドラ!」を振り返る「そして電車は往く」、川嶋亜美に「本当の失恋」を迫る「虎豹相打つ」を収録したシリアス&ハートウォーミング系恋愛短編小説集。
なお、今回の表紙は「名も無き通りすがりの神」様に戴きました!(謎)
「そして電車は往く」「遺憾だわ……。本当に私、こんな駄犬に惚れたのかしら……。まあ、事実だから仕方ないけど」
さらりとすさまじい惚気を口にしながら、威風堂々たる小虎は片手で軽く髪をかき上げる。
こういう時の逢坂大河は、本当に貫禄たっぷりなのだ。「だって竜児、私ね」
そうして、大河は一見仰け反るような台詞を平気な顔で放り出す。
「私、竜児に好かれようとか、全っ然、これっっっぽっちも思ったことなかったもん」
「……そこまで言い切られると清々しいわ、実際」
かろうじてそんな言葉を返し、今度は竜児が溜息をつく。
本当に自分は、この麗しき天使に惚れられているのだろうかと。「──鈍い男ね。ここまで言っても分からない?」
新書40p 2008.12.30発行
ぶらんくのーと「ひまわり」二次創作小説本。
副題「真夜中の時間」と銘打ち、あの夜、2048年8月23日0時前後の各キャラクターの心情を描き出す短編小説。アクア、アリエス、■■■はもちろん、宗一郎や名も無きSA-DAN080の機長に到る群像劇をお届けします。……はっきり言って暗い話ですが、おまけ的要素としてチキン・ダイバーズばりの熱いモードも一つ用意してありますので、「ひまわり」をお好きな方はもちろん、ちょっとしたSF・ミリタリー好きな方にもお楽しみいただけるかと思います。SA-DAN080解説並びに妄想機体のSF風味ペーパーつき。
なお今回のカバーイラストはまりりん@SSBさんに頂きました。
「真夜中の時間」『
サイオンジ・アエロス80便、滑走路09はいつでも離陸可能。お送りできて光栄です 』「
ミヤウラタワー、こちらサイオンジ・アエロス80便、滑走路09よりの離陸許可了解。 ……お気遣い感謝する 」
SN0080便──それは宮浦から静止軌道ステーション「ひまわり」へと向かうスペースプレーンに付けられた初めての民間用フライトコードだ。成層圏を飛び出す程度の体験ツアーでも、高度数百キロの低位軌道ですらなく、35,786キロの彼方、静止軌道へと飛翔する正真正銘本物の宇宙飛行である───
「こんなに人が乗れるんなら、よーいちも来られれば良かったのに……」
地上を滑っていく飛行機の中で、わたしは思わず呟いた。
本当に小さなその呟きに、隣のパパが怖いぐらいの勢いで振り向いた。「───、今なんと?」
人類の歴史が変わる瞬間は、もうすぐそこまで来ていた。
以下は頒布を完了したもの(在庫切れ)になります。詳細はこちらのページをご参照ください。
last update: 2015.02.22
───酒に茶に甘味好きのヴァンパイア。
「書き手の情報を提供するのは一種の礼儀である」
……のですが、現在詳細プロフィールは更新中です(汗)。
情報が古くて申し訳ありませんが、差し当たって以下の「100の質問」辺りをご参照頂ければ。……うーん、これも本当は早いところ再回答したいですねぇ。恥を晒して書き直しの原動力としておきましょう……。
二次創作作家さんへの100の質問再回答@2006.01.22
茶葉的鼠算記事(tea baton)@2005.07.12
酒的鼠算記事(alcoholic baton)@2005.07.12
本好きへの100の質問@2005.05.31
小説書きに100の質問@2002.05.04
二次創作作家さんへの100の質問@2001.12.01
SS書きさんへひゃくのしつもん@2001.12.01
なお管理人の人間性・属性については「雑文保管庫」辺りが参考になるかと。
→ブラックジョーク五箇条@2005.02.09
last update: 2006.01.22
本サイトの全ての文責は私・維如星にあり、「書き逃げ」をせぬよう努めます。
一切の否定・強要はいたしません。否定と好悪とは別ですので嫌うのは自由ですが。
常に御批判・御指摘を承ります。御感想も頂ければ尚幸せですが:)
過ちは削除せず、訂正の形を取ります(それで指摘者側に不都合が発生しない限り)。
資料的価値は一切ありません。大抵はもっともらしいだけです。
閲覧者の皆様全員を愛してます。いやマジで。
御意見・ご批判等は、掲示板やメールフォーム、あるいは直接メールにてお願いいたします。
あなたの言葉という喜びを数珠のように紡いで生きています。何気ない一言が一冊本を出させる原動力になることなどザラです。本当に、ありがとうございます。
尚書くまでもありませんが、掲示板、一部の明記された例外を除く全てのコンテンツに対し、一切の著作権は小生に帰属しますが、当然引用等は著作権法の許す範囲で自由に行ってください。許諾等は不要です。
適当にどうぞ。いつでも、何処へでも。今日も誰かと。明日はきっと、貴方と。
付記:如星はリンクに関してあらゆる痛い言明(無断リンク禁止等)を行う自由を尊重しております。痛い言明に従う自由も、また当然痛い言明に従わない自由も等しく尊重し、実行しております:)
ただし、当「神慮の機械」自体にリンクを頂く際には、http://luxin.blackcats.jp/ 宛てが理想です。 バナーには左記のイメージをご利用ください。直リンク、お持ち帰り等はご自由に(文字書き屋なのでどうせ滅多に更新しません)。
last update: 2005.01.18
「
元々「
その語順を逆にした「
すなわち、「
……などという理由が後付なのは言うまでもありません。単にラテン語の響きが好きだったからというのは秘密です。
赤の星、青の十字、そして黄色の大円。これは「神慮の機械」の原点である「君が望む永遠」を表しています。すなわち、星に願いを掛けた遙、贖罪の十字架を背負った水月、そして悲劇から一歩離れた明るさ(日輪)の象徴の茜。元々はそれぞれのキャラのテーマカラー同様、ピンク、水色、オレンジだったのですが、印刷等にも使う都合から現在の色に落ち着きました。
日輪を背負った「神」すなわち茜、という解釈があるとか無いとか言うのは噂です。
last update: 2008.08.18