MACHINA EX DEO
如星的茶葉暮らし

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The most precious element of this world is "neta". Amen.

【2003-08-23-土】

【break fast!】

週末の朝の何が良いって、そりゃ寝過ごせるという魅力も捨てがたいけど、ゆっくりと朝食を取れるってのは結構大きい。特に如星のような紅茶飲みにとっては、朝をゆっくりとトーストと卵、そしてひとポットの紅茶で過ごすなんてのは、理想形のティータイムの一つなのである。……毎日30分早く起きれば可能ではあるけれど、不可能事(言わずもがな)を語ってもしょーがない。

今朝の楽しみはもう一つ、昨日Serieで購入した、菓子職人様謹製のジャムだったりする:) 白桃とワインのジャムと、バナナ&オレンジのジャム。コイツでヨーグルトとトーストを楽しんでしまおうという魂胆である。……実際食べてみると、さらりと煮た果物、といった方が近い自然な旨さ。んー、朝からやっぱり道楽だなぁ。

で、そんなさわやかな甘味に対抗するならば、やはりさわやかな渋味である。今朝は早速先日購入した夏摘みダージリンを入れてみた。以下若干レビュー。

CASTLETON FTGFOP1 03-DJ101

まず茶葉の状態で嗅いでみるが、ダージリンの茶葉でよくある「青臭さ(草のような)」はなくてちょっと意外。とりあえず湯を沸かして注いでみるが、大抵の茶葉はこの段階でもぶわっと緑の香りが立ち昇るのだけど、この茶葉はそれほどでもない。うーん、これは外したか……?

と思いきや、これがとんでもない。頃合いを見計らって注いでみると、派手さは無いけれど、あくまで落ち着いた、枯草のような香りが辺りに漂う。一口飲んでみると、その香りに相応しいどっしりとした重みとじんわり来る心地よい渋み。喉の奥から鼻腔に抜ける香りは、スパイシーですらある深みを持つ。……これこそが、王道。決して「分かりやすい、いかにもなダージリン」で無い事は確かである。いやー、こりゃ茶飲みの幸せだわ:)

【Mercy Maria】

「マリみて」の適当な巻を拾い出して再読中。もちろん夏祭りで買ってきた二次創作に触発されてのことである。去年の冬も少々拾ったけど、今年はがっつりと収集に走ったからねぇ。

#ちなみに今年買った本の内訳比率は、オリジナル 3、作家御指名買い 2、RagnarokOnline 2、マリみて 1、FFVI 1、その他 0.5、といったところ。……オリジナルと言っても男性向け創作ではないので悪しからず。

その中でも良質のネタが多かったのが「いばらの森」関連。あの裏にあるトーンを追求すれば、如星好みの「決して十全にはならないが、何処かに幸せさを残したエンド」がいろいろ書けそうである。ふぅむ。そこにスポットを当てた同人作家さん、作品自体は少ないのだけどね。あと皆さん、ちょっと祥子様を受け専に書き/描き過ぎです:) 私的には紅薔薇さまはもう少し強くあって欲しいのじゃよー。

それにしても、マリみてを「宮廷社のコスモス文庫」で出して欲しいと思う人は結構いるんじゃないだろーか(笑)。あれは自作品内でのささやかな少女文庫批判かもというのは邪推に過ぎるかなー。実際マリみても、表紙はまぁ常に革カバーを掛けて読むのでいいとしても、一ページ丸々ババーソと少女イラストが出てくると、電車の中では結構困る(絵そのものは好きなのだけど)。せめて巻初にでもまとめておいてくれたらなぁ……確か富士見ファンタジア辺りがそんなことしてなかったっけか。最近読んでないし、あそこはプラス普通に巻内イラストもあるのだけど。

ちなみにどーでもいいことかもしれないが、「紅薔薇さまロザ・キネンシス」とルビの振られたこの呼称、いったい作品中の彼女らはなんと呼んでいるのでしょう? 普通に「ロザ・キネンシス」と呼ばせている同人作家さんもいたけれど、個人的には「ロザ・キネンシスさま」であって欲しい。薔薇さまはそれ自体が敬称だというのはわかるし、「部長さん」的な日本的呼称かもしれないけど、なんとなく「さま」が付かないと呼び捨てのようで違和感が……。アニメではどう呼ばれるのでしょう。どきどき。

Summary="−−−−" Physical:-- (2003/08/23)

【2003-08-24-日】

【current status】

現在いろいろと積んでおり、メール・掲示板の反応が滞っております。大変恐縮ではございますがもうしばらくお待ちくださいませ。……意外と個人的な雑談というのは、時間と心に余裕がないとできないモノなのですねぇ。

……といいつつも、精神的均衡維持のための物書きで、最近こんなものを書いていたり。

【Sankt Achiaverg】

フォン、という小さな風切り音とともに、列車はサンクト・アキハヴェルグに突入した。

窓の外は流れ去るナトリウム・ランプのオレンジの光芒だけ。密閉された車内に忍び込んでくるパルス通過音が単調なリズムを刻み、今までにも増して眠気を誘う。辺りを軽く見回すと、周りの人たちも不意に閉ざされた景色に少し残念がっているようだ。

みんなそんなもんか、と結衣は思う。この線は私と同じ地方出身者ばかりなのだから、帝都にして聖都、唯一にして偉大なるサンクト・アキハヴェルグへの車窓は見飽きるはずのないモノだった。

『ご乗車お疲れ様でした。本線はまもなく帝都サンクトアキハヴェルグ、グラウンド・ステーションに到着いたします。どちら様もお忘れ物なきようお仕度してお待ちください』

……到着予定時刻まであと十分。知識ではもちろん理解しているけれど、私みたいな田舎者には、こんなに早く都市構造体の中に入ってしまうなんて思ってもみなかったのだ。なんだか拍子抜けしてしまい、私はどっかりと背もたれに身体を預け、一方で規則正しく襲ってくる睡魔をあと十分ほど押し込めようと、地図やらホテルの予約票を確認しだした。

『なお改札を出られる際には市民章を着用が義務付けられておりますのでご注意ください。またミドルパスのお持ちのお客様、降りましたホーム後方エスカレーターを昇りましての向かい側、7番線ホームにてお乗換えです』

【お知らせ】

トップページにも書きましたが、27日深夜〜28日に掛けて、サーバーリプレイスのため神慮の機械へのアクセスが不安定になる可能性があります。ご留意くださいませ。

なおIPアドレスが変わりますので、DNSが安定するまで更に時間が掛かる可能性もございます。一応しばらく前からRefreshを短くしてあるのでそれほど影響は出ないと思うのですが。旧ページとなる本IPアドレスでは、その旨告知文を置くことにいたします。

ちなみに今回のリプレイスの理由ですが、噂のGVNの夜逃げのせいですよ、ハイ( ゚Д゚)。このクソ忙しい時期に余計な手間掛けさせてくれます……。やっぱ安い速いだけで選んじゃいけませんね! 廃業を通告してきた超スーパー電波文は、何処をどう縦読みすれば良いのか本気で悩みましたよ、エエ。

Summary="−−−−" Physical:-- (2003/08/24)

【2003-08-25-月】

【君望テスト】

たまには君望サイトらしいことを。コメント付きで。

如星さんは君が望む永遠を73% 理解しています。

涼宮遙を100% 知っています。
速瀬水月を75% 知っています。
涼宮茜を100% 知っています。
天川蛍を100% 知っています。
大空寺あゆを100% 知っています。
玉野まゆを100% 知っています。
星乃文緒を50% 知っています。
穂村愛美を0% 知っています。
サブキャラを100% 知っています。

「な〜んとなくマニア」の称号です。

遙問題が全問正解しています。正真正銘如星さんは「遥好き」です。
水月問題を3問正解しています。あと少しで全問正解!頑張れ!
茜問題を全問正解しています。正真正銘「茜好き」です。

あなたは蛍好きです。
あゆ問題を全問正解しています。あゆ好きです。
まゆ問題を全問正解しています。まゆ好きです。
文緒問題を1問正解しています。結構文緒好き
愛美問題をすべてはずしています。全然問題ありません

サブキャラ問題を全問正解しています。君望を味わっているようです。

どこのサイトだっけ……

いやー、如星の遙・茜と水月に対する認識の差がこんなところにも……。いや、決して水月を軽んじてるわけではないですよ? ストーリーにもしやすいし……って最近彼女の話は書いてませんが(汗)

Summary="−−−−" Physical:-- (2003/08/25)

【2003-08-28-木】

【サーバー移転完了】

本日未明、無事サーバーの移転が完了しました。

このサーバーは当「神慮の機械」のみならず、私の生活メール環境も含め、複数名の生活環境であり、完全可用性とまでは行かないにしても、サービスの断絶は極力避けたいところでありました。……みなネットワークに強烈に依存して生きる人々ですのでね:)

ましてやサービスが突然停止、数日復旧しないなんてのは論外。……それが今回危うくその羽目に陥るところだったのでねぇ、このクソ忙しい時期に余計な手間掛けさせてくれよって、忙しさが登りつめると共に、今回突然廃業を通告してきたGVNへの苛立ちは殺意へと変換されていったり。時間があれば死体に強烈に鞭入れるところでありますが。エエ。

まぁその最期に届けられたレターの超常電波っぷりは各所で晒されておるでしょうからあえて触れません。しかし、清算するにももう少しまともな対応・通知方法はあったでしょうに。その対応次第で、契約者側の「鞭打つに臨む心証」が変わるのですから、理知的に言っても決して義務がないからといっておろそかにして良いコトではないと思うんですがね。

Summary="−−−−" Physical:-- (2003/08/28)

【2003-08-29-金】

【肉入りオフラインパーティ】

久方ぶりの友人と会い、他多数を交え、学生時代によく利用した「安いのに鬼のように旨い」焼肉屋へ。オンラインで毎日会話している相手なので、全然久しぶりという感じはしないのだけど……オフラインで生存確認し、相手が精巧なBOTでない事を再確認(w)。その相手とはらぐなギルドを組んでいる仲なのだけど、ギルドを組んで以来「中の人」と話すのは初めてじゃなかろうか……。

当然の用に交わされるらぐなトークの中で、「オフラインで同じ場所にいながらパーティプレイ」をする魅力について語ってみる。AoE系列のオンラインゲームは良くローカル環境プレイをするらしいけど、ラグナロクではなかなかそういう機会はない。しかし、如星自身何度か「同じ部屋で」のPTプレイをした事があるのだけど、やはり命令連絡系統が音声会話ってのは非常に楽なのだ。人数を集めてパーティを組んでいても、連携ができていなければ烏合の衆。普段は発言マクロ等で補うのだけどね。

元々オンラインゲームの魅力は「向こうに人がいる」ということ。オフラインで連携を取りつつなんてのは、まさにその楽しみの極みじゃないかね、というわけだ:)──しかし、折角オンラインゲームなのだからオンラインで完結させたいということもある。となれば……やっぱVoIPでしょうか(ぇ)

【断念】

肉後、芹か石にでもと思っていたけど、肉の山に溺れて長居をしてしまったのでパス。次回もっとのんびりと芹の魅力を紹介することにしよう。

Summary="週末ぐらいは、なんて台詞は嫌いだが" Physical:88 (2003/08/29)

【2003-08-30-土】

【farewell medicine】

な、なんだってー!

斜な構えと小技の効いた文章、何よりこちらのムカツキまで毒舌と共に両断してくれていた愛読サイト・たろたまが閉鎖だそうである。 本当はネタだと思いたい……嗚呼。ネタだったら笑ってこの日記を<del></del>しとくのに。

如星が自分によく使う形容詞「沸点が低い」、というフレーズこそは、たろたまで見かけて気に入ってしまった盗用である。その一点が示す通り、如星はまみや女史の処方するヒト日記の常用者でありました。あまりにアフォの溢れ返る世の中に心がささくれ立った時、処方箋に従ってWebをひとふかし、仕上げにお猫サマを眺むれば、クスリが脳の奥まで染み渡る、というこの流れも、今宵ついに断たれんというわけです。

まぁ決して敵を作らぬ等とは露思わぬであろうサイトであったけど、それにしても「強烈なサイト」を個人が作り続けていく事の難しさを改めて思ったりもします。如星のような薬にも毒にもならない文章ばかり書き連ねているサイトが向かえる緩慢な死とはまた異なる、また大騒ぎを起こして遁走こくサイトとも異なる、アクティブなクスリを射ち続けていくような、何か。

ただのチキン読者でこっそりリンクする程度のことしかしてこなかったけど、ここに追悼の意も込めつつ、たろたまに感謝を。またサイト復活とまでは言わぬけど、いつか何処か別の形でも、まみや氏の復活を願いつつ。

#個人的にはみすとる氏のページアクセス不可以来のショック。

【三字の本】

日がなのんびりとお茶でも入れつつ、夏の戦利品である三字の本をつらつらと。

如星の買うジャンルのひとつ・FF6で今回もかなりいい話が出ていて幸せ。新刊を心待ちにしていたところからも無事発行されたし。FF6はサークル数こそ少なくなったけど、もう数年「それ以上減らない」というコアなサークルが残っており、コアゆえに良質の物語を紡いでくれるのが嬉しいところ。

そもそもFF6は自分が同人誌を買うようになったころから追っているジャンル。同じく初期から追っている「銀英」とあわせて、シリアスを真面目に追い続けられるジャンル傾向が、今の如星の「泣ける話至上主義」を生んだといっても過言ではない。ま、FF6にしろ銀英にしろ、それを支えるだけの原作の深みがあったわけだし、また「書き込まれたキャラが多数登場する」という辺りも、同人向けのジャンルだったのかもしれない。……いずれのジャンルもお姉さま方によるやおい系が多いのはご愛嬌:) しかし一方で、そういうお姉さま方というのは本当に心理描写が巧いので、純粋なシリアス物として読んでも十分面白いのも事実なのである。ライトやおいが書きやすいというのも、シリアスを多数生む土壌になるのかもしれない。

如星が好きな「泣ける話」というのは、決して御涙頂戴の話ではない。はなっから泣きを誘うような話作りでは鼻についてしまう。そうではなく、シリアスなトーンと、時には笑いすら交えつつ物語が進み、そして最後の最後、締めの一句でホロリと泣かせてしまう、そんな話が好きなのである。……自分もいつかはそんな話を書きたいとも思っていたり。

ちなみに今回ツボにはまったのは、例によって王様ギャンブラーの話。表向きには強烈な自己と自律を持ちながら、ガラスのように脆い面を持つ彼ら。その二人の性格を十二分に生かした話を作る同人作家様たちに敬意を捧げつつ、いやー、やっぱり泣ける同人誌はいいっすねぇ……。

Summary="−−−−" Physical:-- (2003/08/30)

【2003-08-31-日】

【こみちあ】

コミティア65に行ってきました。今回はTRC、遠いぜ……。

メシを食うのも忘れ、カロリー残量が限界に達するまでひたすらお買い物。緩んでいたのは財布の紐か頭のタガか、17000発の弾を打ち尽くしてWinchesterってのはどーかと思いますが。大体この本何処に仕舞うんだか(苦笑)

ま、無差別購入などは無論していない。一応如星の厳しい眼鏡(?)に適ったモノしか入手はしていないのだ。例えば、装丁や内装も含め、一冊の「本」としてのデザインの良さはオリジナル創作の人々の特徴かもしれない。だからこそ、もはや「表紙買い」なんてことは危なくてしていない。一方で、いくら中身勝負とは言っても、全体のデザインに愛が感じられないサークルはスルーしてしまうのデスよ。

あとはやっぱり中身。絵の巧さは判断材料としては3番目ぐらいで、やはり面白い話作りこそが命である。同様の理由で、同人ではよっぽどの事──自身が何年もそのサークルを追っていて、その愛してやまない作品傾向のトーンがイラスト集にすら現れているような場合──でない限り、「イラスト集・ラフ集」を買いはしない。絵の巧い人なら商業にもWebにも無数にいるのだから。

そして創作である以上、当然設定・ストーリーではオリジナルである。それをさらりとした立ち読みで判断して買うのは難しいモノだけど、最近気をつけてみているのは「最初の数ページ」だ。そこに登場人物や世界観の説明がご丁寧に書いて/描いてあれば、まずはスルーフラグが立ってしまう。よほど中身で挽回してくれない限り、そういう作品は「作者の頭の中だけの自己完結」に陥っていることが多いからなのだ。

#もちろん、話作りと一体化している「前口上」はまったく別。自然に物語を始めるのではなく、あえて古代劇のようなノリを載せてみるトーンなんぞもかなり好みである。最近じゃ「マリみて」の最初の最初なんて巧いなぁ、と思うしね。

ま、大体性格説明と「本編の主人公」という能書きがなきゃ主役に見えないキャラが看板を張るオリジナル作品なんて御免である。二次創作なら能書きを原作がやってくれるトコなんすがねぇ……。

【ロザ・ロータス】

先日買った「パンドール」が残念風味だったコトもあり、銀座マリアージュフレールへ。

今日の主目的はあきこさんとそのお相手ちゃある師匠とのお茶会である。夏の拙作を無事お渡し。汗顔モノだけど、でもやっぱり師匠に受け取ってもらえると何処か安心したりもする:)

今日は前回飲んで感動した「ロータス」を買おうと思うのだけど、とりあえずは別の薔薇の香りも試してみたい。ちょっと聞いてみたところ、そのまんまな名前の「ローザ」というお茶があったので注文してみた。んー、悪くは無かったけど、ちょっと薔薇の香りがきつすぎる。レピシエのモノとは異なり、茶葉の味がしっかりしているので「バラ湯」にはならないのだけどね。この辺は好みだなぁ。

というわけで、結局「ロータス・ロワイヤル」を買って帰ることに。まるで観用少女の店主のような、植民地風スーツに身を包んだ店員の「今ならお安く」攻撃に勧められるがまま、紅茶のサブレなども追加して幸せに帰宅である:)

Summary="−−−−" Physical:-- (2003/08/31)

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