VERBA VOLANT, SCRIPTA MANENT.
というわけで、一週間ばかりイタリアに行ってきます。目的地はアマルフィ。全て自前で手配しましたが、概算見積もりぐらい出そうかとHIS辺りに出向いたら「何処ですかそれ」と言われたマイナーな街です。……一応「海の四共和国」の一つだったんだぞ。最初に滅んだけど。
なお、一年ぶりのイタリアなのに我が祖国ヴェネツィアに寄ってこないのは何とも悔しい限りですが、南北に長いイタリア、例えるなら鹿児島の秘境的温泉地に行ったついでに仙台を見てくるような距離感なので、素直に諦めました。別に観光地めぐりをするほどなところでも無いので、未読の塩野七生本でも数冊引っ提げてのんびりして来ます。
ちなみに空港に無線LANが入るのも早かったし、高速新幹線たるES Italia AVに至っては既に車内無線サービスが展開済みというイタリア、今やヴェネツィアの小さいホテルですらネットワークが来てたりしますが、流石に小田舎のアマルフィにそれは望めません。と言うより、環境的に強制され、よーやく久々のIP freeな日々を送ってくる予定です:)
それではまた、一週間後に。
イタリア・アマルフィより帰国。
観光だけなら半日で終わる町に移動日+丸4日ほど滞在し、峻厳な山々に囲まれた山間の街の顔、陽光溢れる海沿いの街の顔の双方を兼ね備えたアマルフィ海岸をのんびり堪能してきました。その美しい海岸は世界から客を集めるリゾート地でありながら、中央通りを一本入れば山肌にへばりついた街は午睡を貪る漁村の風情。狭く急な坂道では観光用ではなく現実としてラバが荷運びに現役だったり。このリゾートなんだか田舎なんだか分からない二面性がアマルフィの魅力でした:)
……のんびりと言いつつ、その前には強行軍でカプリ島に寄ってるし、移動の都合で一泊したローマでは経験を生かして朝方4時間観光・教会編とかしてるんですけどね。でも正直、アマルフィに腰を据えてからがやはり一番楽しめていたり。忙しないのは本質的に性に合わないんですな。
ま、日記などは追々。色々と書きたいこともありましたし、紹介したい店も幾つか。休暇は終わりぬ、書き物生活に戻るとしましょう。
今日の一滴="アリタリアの機内コーヒー" (2008/10/10)