VERBA VORANT, SCRIPTA MANENT.
くじういんぐ様の二次創作作家さんへの100の質問に再回答。
駆け出し二次創作野郎だった前回の回答から4年経った、ということで。まぁあまり変わってないのですけどね:)
維如星(うぇい・るーしん)。
星の如く。陳舜臣「阿片戦争」の登場人物「連維材」から維の一字を、その子供「連如星」から名前を貰いました。たまに言われますが、煌如星とは一切関係がありません。そもそもどんな人かすら知らないし。
2001年10月末以来なので、4年と少しになりますね。
1995年頃以来。もう10年以上かー。
「君望」という作品に、数日人間として使い物にならなくなるほどの強烈な衝撃を受け、結果自分でも何か「できる」ことはないかと探した結果です。
文字の向こうに同じ原作を愛する読者がいる、とキチンと認識すること。読み手が持っている原典の空気を壊さず、再現し、原典を感じてもらえるように。キャラ名だけを持ってきたような独り善がりな作品にはしたくない。
実は「もどかしい恋」なのではと思え始めてきた今日この頃。
最後のオチでストンと泣かせるのを目標にはしてますが。
ギャグ。ギャグ小説はかなり難しいです。
どうしても一人称が楽で頼ってしまう傾向が。
三人称を基調として、主人公の心情部分だけ自然に一人称的にするマリみて風メタルギアメソッド(?)をマスターしたいとは思うのですが。
中編ぐらいかなぁ。
君望なら「君が望む最後のひとかけら」。
この話のラストは、自分が書き続けた「君望」という作品に対する想いをキチンとまとめられていると自負してます。君望については、多分もうあれ以上のモノは書けないかと。
Fateなら「Fate/estate dolce」辺り。
「セイバーの最後の夢」や「切嗣という正義の味方の生き様」など、如星の感じたFate要素をオリジナルのヴェネツィア設定と共に色々盛り込めたので。
嫌いな作品はそもそも書き上がる前に挫折します。
君が望む永遠・涼宮茜「まだ見ぬ彼女の恋に」。
Web小説はそこそこ。オフセ本だと正直それほど多くないです。
ただイベント会場で感想をいただけることも。あれは嬉しいですね。
ベタ惚れの同人誌をゲットできた時ぐらいですかね……。
同じ原作を熱く語れる相手とチャットしてる時が一番強力。
あとは風呂の中とか満員電車とか、ひたすら思考を巡らせてる時。
風化しやすい時事モノになってしまうなぁ(苦笑)。
ToHeart2 ささらシナリオアフターストーリー道は確かに続いてゆく。
未来へと進むために、自分の過去を、自分が苦しみながらも歩いてきた道を、認めてあげる旅に出る。迷いはない。怖いけれど、恐れない。だって、信じているから。
──次回「エンパイア・ステイト・クリスマス」、ご期待ください。
多分知ってます。在庫の箱とか積んでたりするし(笑)。
何を書いているかまでは想像の範疇外でしょうが。
いいえ。公私峻別派だし。友人なら総員知ってますが。
秀丸と鍛え上げたIME辞書。
開発コード名を適当につけて書き上げ、仕上がった時に改めて再考。
逆にタイトルから先に思いつき、それに合う内容を考えることもあり。
時間では測れないなぁ。Web小説ならちょっと読み返す程度。
オフセ本の場合は数回は自分で読み返し、友人の査読を入れ、修正してを繰り返す。
一番をつけるのは難しいのでいくつか挙げるなら、
……ってとこかな。
本を出さなきゃ、というプレッシャーだけが先行して、まったくプロットが浮かんでこなかった時。本来「好きな物を、溢れた思いを書き連ねる」はずの二次創作なのに、「書く」という目的の方が先行してしまう矛盾に気付いてしまい、さらに悩みがドツボにはまっていった時。
いやアレは辛かった。
「君が望む永遠」の涼宮茜。もはや我が娘の如く。
絞れないなぁ……。まずは君望系から。
──「君が望む最後のひとかけら」より鳴海孝之、茜に対して。「俺の感じではね、ただ遙を好きだ、ってこと以外は何も無いんだ。あの時、高校生の遙も、高校生の俺も、もうこの世の何処にも存在しない人間だったんだよ。だから二年前の夏、俺たちはただ出会って、ただお互いを知って、そして、お互いを好きになったんだ。今も、それで良かったんだと思うよ」
Fateからも一つ。
──「Fate/estate dolce」より、切嗣の友人デイヴィッド・タルボット回想。「未だに、わからなくなる、と彼は言ったよ。世界の為、弱者の為、生き残りし者の為と言いながら、終わることなく戦い続けて何になるかと。その果てに何があるか、自分は何故彼らをここに埋めたのか……とね」
「──ならば辞めてみるか、と私は問うた。戦争も、謀略も、英雄も、魔術師であることすら辞め、全てを捨ててみるか、と。友が望むなら、私は今すぐにでも最高の封印師を呼ぶぞ、とまでね」
自分の知識外のことを書くときは、最低限大嘘をつかないようにぐぐります。
あとは雑多な資料を集め、そこの小ネタを膨らませてストーリーに繋げることもしばしば。
他所の同人作品にしたことがある程度。普段は自分のところで出しますし。
キチンと書き上げられたモノは一つもない……。
実はあまり。「原典に捧げる」というスタンスで、二次創作の方が性に合ってる模様。
最近は半年に新書本を1-2冊程度。Web短編はほとんど書いてません。
銀河英雄伝説の軒しのぶ様。初めて泣かされた作品を書かれた方にして、その緻密な物語作りは常に仰ぎ見る存在。他ジャンルを見渡してもこの方以上の二次創作小説は見たことないです。
何本もある(苦笑)。
とりあえず、「もらとり庵」ふたみりょう様の「A friend of mine」。マルチエンドな原作の二次創作に、こういう総括的な会話を、しかも男性キャラ同士で作れる力量に感服完敗。
質問006と同義。
とにかく読者に原作の空気を感じてもらえること。オリジナル要素もその方向で統合されていなければ二次創作とは呼べないのでは。
飲食に散財。同じ物書きの友人とひたすら語る。ひたすら歩き回る(室内でも何処でも)。
今のところなし。
特にはなし。18禁要素をいれて面白くなるなら躊躇はしませんが。
原作のBGMをエンドレスで流したり。真夏の話を冬に書いてたときは、効果音集等からセミの鳴き声や夕立の音を流しっぱなしにしてたことも。
言葉を阻害する声楽系はダメっすね。
満足したときが、引退時でしょうなー。
全力で歓迎。大抵の場合、出来の悪いモノは黙殺されるのみ。そこに批評を書いてくれるだけの何かがあったということですから。
出来過ぎた死、過度に意味を持たせた死は嫌い。
死は突然で、不必然で、無意味で、理不尽なものだと思うので。
許せないなら読まなければいいじゃない!
絵描きには不可能な、緻密なシーンを再現できること。キャラの心情を様々な手法で提示できること。何より、自分が作品に感じた「言葉」をそのまま人に読んでもらえること。
なお芸術家じゃないので、自己表現は一切目的にしてません。
この身に落つる言霊枯れるその日まで。
現在進行形で。
1996年頃から無数に。
現在高さにして10mぐらい。
0〜1本。コンシューマもほぼ半年に一度程度、PCに至っては一年に一度程度。
ただしMMOであれば常時1つプレイしてます。
49参照。0〜1本。
また絞れない質問がw
全体に統一されたトーンが存在しており、シナリオ、システムがそのトーンからブレていないか。余計なサブゲーム等を本筋に盛り込んで「豊富」と称するような作品はダメダメ。
また絞れな(ry
君が望む永遠、Fate/stay night、Fate/hollow ataraxia等。
君が望む永遠第二章冒頭。「それでも人生は、続いていく」。
月に5〜10冊程度。ただし再読多し。
それこそ多すぎてリスト不可能……。作家ベースで書くなら、
辺り。詳しくは本好きへの100の質問の35番辺りを参照。
「プライベート・ライアン」「小説家を見つけたら」「ショーシャンクの空に」「ザ・ロック」「ユージュアル・サスペクツ」「マトリックス(1)」「恋愛小説家」「グラディエーター」「LEON」「スナッチ」「チャーリーとチョコレート工場」などなど。思いつくままに。
「プラネテス」「攻殻機動隊」「ヘルシング」「観用少女」「エマ」「ARIA」「鋼の錬金術師」「DEATH NOTE」「ピルグリム・イェーガー」「こどものじかん」などなど。そんなに読む量が多いほうではなし。
今日を生きよ。
割と。古いユーザーだし。
4〜7時間程度。
0〜20時間。平均とか果てしなく意味ない感じ。
あまり思いつかんなぁ。沸点低いんでしょっちゅうブチ切れてるし。
しょっちゅう泣きます。
通勤時に出会うバカなど三日に一回は。時には舌剣で切り伏せます。
たまに。公言しませんが。
何が残酷なのか良く分からんけど、います。
マジメに恋と呼べるのは16歳。気になる同級生ってレベルなら11歳。
近所の女の子。ファーストキスの相手(奪われた)。
今じゃ手紙を交わす程度の遠い記憶の彼方。
……実は相手から振られた事ってないのかも。ホントかね。負けそうな勝負をしてないだけとも言う。
今付き合ってる相手に一度振られかけたか。
思いつかんなぁ。細かい失敗なら色々してるんすが。あとは人間関係の問題って感じで特に異性に特化した失敗談というわけでもなく。
現実と小説のブレンド。たまに英語でも見ることも。
サンピエトロ寺院で数千人のキリスト信者に囲まれたままミサが始まったとき。
いいえ。身体を動かすのは好きですが。
人並みには。でもテレビではほとんど見ない。
いいうんこ、してますか?
してます。趣味に生きるところ、ハマり易いところなどそっくりです。
いません。……残念ながら。
でもいても萌えないと思う。どこかの余所の姉妹の妹の方がいいな(何)。
指差してゲラゲラ笑う。……わけもなくスルー。
引き留めません。この世は死にたい奴が生きているには狭すぎます。
その命を誰かに譲って静かに逝ってください。
人の話を聞かない奴。対話による解決を拒否する奴。
11歳以上自年齢+10歳ぐらい(今なら37歳)かなー。むしろ精神年齢が問題。
その気はあるでしょう。時にはロリと言われます:) 現実には単に全ジャンル対応済みなだけです。
Web日記はついに10年目。
二次創作開始前後でサイトを分離したりはしてますが。
画数云々よりも漢字の意味を重視したいですね。一字名が好きです。
ま、男はどうでもいいです。女の子なら「遙(はるか)」とかかな:)
想像力を失うこと。
仕事も含めれば10時間以上。
パソコンの前ですることが多彩な以上、その質問は「椅子に座ってる時間」や「眼鏡を掛けている時間」を聞いているようなモンだと思いますが。
迷わず冬。一年で一番暖かい季節。一年が春秋冬だったらいいのに。
ヴァンパイア。人を傷つけずには生きられず、人の愛なくして生きられず。そして人外。
人に自分を知ってもらうのは快感です。
大嫌いでした。
所詮あれは子供の文章力育成のためにあるようなモンだし、そしてその目的はまったく果たせてません。真面目に「文章の書き方」をキチンと教えるのが先でしょうに。
割と良かったんじゃないでしょうか。
中二以降アメリカに渡ってしまったので良くわからず。
物語がしっかりしてれば、別に特には。どこかに救いがある話の方が好きですけどね。
いいえ。自分の書き物のスタイルはあくまで「原典に捧げる」モノだと分かってきたし。
まずは「自分は日本語が書ける」という幻想を捨てること。そして文章の書き方という大基本を、モノの本なりWebなり他人なりから学ぶこと。小説のみならず日記やメールでも使えるスキルです。ちなみに如星自身、未だに書けるようになったとは思えていません。
創作に限って言えば、読者の存在を常にある程度意識することかな。読者に媚びるだけでも仕方ないけど、一方で我々は理解を不要とする芸術家じゃないので。
優れた一次創作に捧げられる愛。その愛を他の人と共有したいという想い。
回答98の実現による充足感。想いが読者に伝わったとわかった瞬間の喜び。
作り手側は、常に楽しい。二次創作についての思いは、この辺りのネタに篭めております。そこに何かを感じたのなら、貴方も是非、こちら側へ。
last update: 2006.01.22