VERBA VOLANT, SCRIPTA MANENT.
遅ればせながら、今回シナリオを担当させていただいた「ラスト・ダイバーズ」が収録された「マブラヴ・オルタネイティヴ・クロニクルズ04」が先日09/27に無事発売となりました!
既にプレイされた方はお気づきかもしれませんが、今回の「ラスト・ダイバーズ」は内容が内容だけに(?)事前公開情報もチキンに続く軌道降下モノで、という程度に少なめでした。が、恐らく皆様が想像されていたモノと「少しだけ違って」、でも「きっとお楽しみいただけるモノ」として仕上がったのではないかと思います:)
シナリオ面については実際にプレイいただいた作品そのものが如星がお届けしたかった全てかと思います。一方、演出面については以前twitterでも呟きましたが、製作陣の方々にはあの七面倒な地球周回軌道の様々な挙動を本当に丁寧に実装していただき、AGES軌道表現としてはチキンからさらに踏み込んだ物になっています! ……いやホント軌道上の動きって基本的に人間の直感に反するので、色々シナリオ担当として指定もさせて頂きましたが解釈にハテナが浮かぶ事も多かったかと思います……。
また毎度のことではありますが、しかし今回は特に! 声優さんの熱演が素晴らしく、まさに文字通り「命を吹き込まれた」感があります! 短めの作品ながらあれだけの気合を込めていただいた事、本当に感謝いたします。シナリオ書き冥利に尽きると思える瞬間ですよ:)
そして、もう一つ物書き冥利に尽きる瞬間、それはご感想をいただけた時。ご批判も「わざわざその筆を執って」いただけたという事で、割と建前抜きに参考になるなぁと思ってたりします。今回も既にぽつぽつといただけて嬉しい限りですよー。……そう、ついったーとかもありますしね!(クレクレ!)
また今月既に発売されています月刊HobbyJAPANにて、久々にTSFIA「#78 Daemon's Soul」を執筆させていただいております。国連不知火・白銀機、視点は錬鉄作戦以来の茜さんにて。如星はやはり君望由来の原点的に、語り部・涼宮茜がツボなんだなーと書きながらもつくづく思いましたわ!
それから夏コミ本、こちらは京都防衛戦前夜の日本を描いた「さくらんぼの実る頃」、引き続きメロンブックスさんにて委託中です。なおちょいちょい聞かれて気づいたのですが、この作品、この単巻で完結です! オルタネイティヴ・ストーリィ「7」と付いているので続き物かと思われた方もいらしたようで誤解を招きやすい名前で恐縮ですが、ラスト・ダイバーズ等でオルタ二次ワールドにご興味を持たれた方など、是非ご一読くださいませ:)
あと最近は……ああ、人生で初めて真面目にヤマトを観ました、ええ実は。2199いいですね! またBGMも熱くかつ重厚なモノが多く、何気にこのサントラと内田さんのシュヴァルツェスマーケンのマリアージュ(笑)が最高なんですわ。脳汁出ますので一度お試しアレ。
……あの04採録のシュヴァルツェスマーケンPVでドイツ語聞いてると、某潜水艦映画や某独裁者映画がリアルに浮かんできたのは俺だけじゃないはず。お相手は如星でした。