神慮の機械

「テニスの王子様」短編小説

reminisce

それは、あの時ではなかったか。

常に絶えなき己への憤怒で動く男。マムシと謳われ、退くを知らず、睨むように開かれた目は実力による未来以外の何物も見据えてはいない。その身体は鉄であり、その血潮は言うなれば焔──その絵姿を全て信じていたわけではないが、そこに偽りの感情を紛れさせることなど、ただの一度もなかったというのに。

だが、あの時。

それは、河面の揺らぎが見せた、刹那の幻想か、あるいは俺自身の願望を重ねただけだったのか。……真実は今更見えるものでもない。しかし、河面に立つヤツに浮かんだ「迷い」を認めた、その日から、




そこに羨望と、道外れた感情が、混ざり込む。

テニスの王子様 乾×海堂短編小説

河面に堕つるは君の紅涙BLOOD FLOWS ON THE RIVER

維如星ウェイ・ルーシン

disillusion

すいませんこれ以上は無理ですごめんなさい_|\〇_

本当に面白い乾海小説は、こちらのサイトなどから。18禁ですので、ご注意を。

───その身に眠る腐女子回路は、幾つある?

あとがき -postscript-

維如星です。
後書きなんてあるわけありません:)

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というわけで、4月1日でした。

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